【面接不合格】面接まで行くのに不合格な人の対策【面接対策?】

偏差値

 消防士の採用試験の情報や、採用試験での相談を受ける中で多いのが、「筆記試験は合格して、面接まではいけるのですが、面接で不合格となり、最終合格になりません。面接の対策方法を教えてください。」なんてものです。

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相談内容

相談者A「公務員試験浪人2年目となり、3年目の消防士採用試験を受ける予定です。地元消防や東京消防庁など、日程的に都合が付けば可能な限り受験していますが、なかなか最終合格には至りません。今まで4回試験を受けたうち、3回は筆記試験合格となり、面接に進みましたが、最終合格とはなりませんでした。面接で不合格となったため、面接対策に重点を置いて、指導を受けてきましたが、やはり不安です。面接合格のための対策を教えてください。」

 「面接で不合格になる」⇒「面接対策が必要」

 この考え方では、永遠に不合格のままでしょう。というのが究極のアドバイスであり、答えです。

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不合格の原因

 この相談者Aの場合、4回中3回も筆記試験を突破していることから、筆記試験対策よりも面接対策に気が向いてしまう気持ちは分からなくも無いですが、その安直な思考回路が不合格の原因と言えるでしょう。

 筆記試験の合否は筆記試験の点数で決まるが、面接試験の合否は面接試験の点数では決まらない。

意味が分かりますか?

 面接試験の合否は、面接試験の点数だけでは決まらずに、筆記試験と面接試験の合計点で決まるのです。試験の順番などにより、体力試験の点数が反映される場合もあるでしょう。

 そして、面接試験の点数は差が付かないんです。受験生のほぼ全員が同じ点数か、ほとんど同じ点数なのです。

 筆記試験は点数が50点以上の人が合格、面接試験は筆記と面接の合計点が150点以上の人が合格といった具合の場合を考えましょう。

 先に述べたように、面接試験は受験生のほぼ全員が同じ点数なのです。

 ここでは80点としましょう。

 するとどうでしょう。

 150ー80=70

 筆記試験で70点以上を取っている人しか面接試験の合格点に到達しないのです。

 相談者のAさんは筆記試験の点数が低い可能性が高いです。

 面接対策に舵を切るのは、筆記試験を100%突破できる実力がついてからで十分でしょう。

 というより、筆記試験が突破できない事があるくらいであれば、面接対策など無意味です。

 例の場合、筆記試験で80点以上をコンスタントに出せる実力を身につけてから始めた方がいいでしょう。

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 なぜこういったことになるのか。

 それは人物重視の採用を進めているからです。

 「組織も人である」という考えから、人物重視の採用が進められています。

 そのため、面接試験の点数を重視することになりっています。

 この面接試験の点数を重視するとはどういうことか。

 いわゆる傾斜配点の場合もありますし、個人面接と集団面接をそれぞれ独立して点数をつける場合もあるでしょう。

 でも結局は、その採点をするのが人であり、多くの場合、現役の脳筋消防士さんなんです。

 好き嫌いで点数を付ける場合もありますが、それ以上に点数に差を付けないというノーリスク戦法をとる場合の方が多いです。

 好き嫌いで点数を付けるケースが少ない理由は、採用後に何かあった場合のリスクを取りたくないことや、他の採点者に馬鹿にされたくないといった考え方があるからです。

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結局何をすればいいのか

 結論 筆記試験対策をもっと頑張ってください。

 消防士採用試験の合格平均点は、かなり低いです。

 単元絞って勉強しても、全然上位を狙えます。

 筆記で上位を取ることこそが、合格への近道です。

 体力試験対策やら、面接対策なんてやっている暇があったら、筆記試験・論文試験の対策をしてください。

 これらの試験は脳筋現役消防士に採点されませんから。