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中部地方

「誠実さを演出する装置としての“下っ端不祥事”」──消防本部はなぜ喜ぶのか

都合のいい「謝罪パフォーマンスの場」本部がほとんど傷つかない安全なアピール機会消防本部にとって「ウハウハ」な状況 はじめに|「また消防士の不祥事か?」をどう見るか 19歳の消防士が、窃盗事件を起こし懲戒免職となった──。 全国紙も地域紙もこ...
四国地方

犯人捜しさえ無意味になる組織──今治市消防本部・書類改ざん事件の本質

消防職員の誰一人として疑問を抱かないほど“自然な”出来事書類改ざんはただの“日常動作”である。書類改ざんやパワハラが“日常的”である“思考する者が淘汰される仕組み”が完成「誰がやったのか」は問題ではない はじめに|一人ではできない「改ざん」...
中国地方

「俺たちは忙しい」は本当か?──山口市消防『公務中コンビニOK』報道に見る“多忙詐術”と自己演出の構造

はじめに|「公務中にコンビニ」から見える“すり替え”  「消防職員、公務中にコンビニ利用解禁」──この報道を耳にした市民の多くは、おそらく「ああ、たいへんな仕事だし、これくらい許してあげても」と感じただろう。メディアも、「健康管理の一環」「...
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四国地方

「正義を記録から消すな」──今治消防の改ざん事件と、“書類”が物語る組織の腐敗

1. はじめに|公務災害書類改ざんという“禁じ手”  今治市消防本部で起きた、ある「書類改ざん事件」。  パワハラによって職員が精神疾患を発症し、公務災害の申請が出されたが、その書類が上司の手によって無断で改ざんされた。報道によれば、上司は...
消防ニュース

なぜ消防職員に発達傾向の人が多くなるのか|「適応」が再生産される組織の構造的問題

「適応すること」が示すのは、能力ではなく組織の構造かもしれない  本サイトでは、これまでに以下の2本の記事を通じて「消防職員に発達傾向の人が多くなる構造」について取り上げてきた: なぜ消防職員に発達障害傾向が多くなるのか(前編) なぜ消防職...
現場の本音

消防救助技術指導会の功罪|競技化された訓練と現場力低下の危うい関係

「訓練」と「競技」の境界線が曖昧になったとき  消防救助技術指導会──それは本来、消防隊員の救助技術を高め、現場における安全かつ的確な対応を目指すべき訓練の場である。しかし、近年の指導会は単なる“訓練”ではなく、組織の威信をかけた“競技”へ...
中国地方

岡山県新見市の消防士、高知で不同意わいせつ容疑で逮捕 組織の信頼性に影響も

2025年5月14日、岡山県新見市に勤務する消防士が、高知県高知市内で不同意わいせつの疑いで逮捕されました。報道によれば、容疑者は2024年11月16日午後9時15分ごろ、高知市内の複合施設敷地内で、面識のない20代女性に対し、手を引っ張る...
新着消防情報

消防に関する勘違いを勘違いするな!SNSで広がる都合の良い美談とその裏側

SNSで拡散される「美談型PR」の功罪 「消防に関する5つの勘違い」──そんなタイトルで発信されるSNS投稿を目にする機会が増えてきた。Instagram、X(旧Twitter)、TikTok。短い言葉で感情に訴え、視覚的に“いい話”を届け...
採用試験

消防職員と消防吏員の違い

「消防吏員」は明文で定義するされていない。 消防職員=消防吏員+その他の職員という構成 消防本部および消防署に消防職員を置く(消防組織法第11条) 消防庁の資料で消防吏員を定義 消防職員とは 「消防職員」とは、地方公共団体の消防機関(消防本...
地域別

交差点での救急車事故は「周囲のせい」か?問われる緊急運転の本質と組織の責任

救急車と乗用車が交差点で衝突 搬送中の患者含む4人が軽傷 2025年5月13日午後1時半ごろ、大阪府吹田市桃山台の交差点で、患者を搬送中の豊中市消防局の救急車と乗用車が出合い頭に衝突する事故が発生した。 この事故により、救急車に同乗していた...
採用試験

なぜ消防だけが異常なのか?警察・自衛隊との構造的な違いから見える組織の病理

序章:就職活動中のあなたへ──「公務員なら安泰」は本当か?  公務員という言葉には、安定、信頼、正義といったポジティブなイメージが付きまとう。警察官、自衛官、そして消防士。どれも社会のインフラを支える重要な役割だ。しかし、その中で、なぜか消...
偏差値

【危険】選んではいけない消防本部3選!【見た目とパフォーマンスで誤魔化す組織の実態】

SNSパフォーマンスで“組織の軽薄さ”がバレる  ここ数年、InstagramやTikTokで「映える消防本部」が急増している。制服姿でダンスをしたり、歌ったり、流行に乗った動画を投稿したり、無駄に編集に凝ったリール動画を量産したりと、広報...
新着消防情報

なぜ「考えない消防士」が増えているのか

思考停止した職業集団のゆるやかな崩壊 「考える」という行為を経験しないまま大人になった人々  「考えない消防士が増えている」。この指摘に過剰反応を示す人もいれば、むしろ納得を示す関係者も少なくないだろう。だがここで問題にしたいのは個々の資質...
地域別

【Instagram】なぜ消防は踊り、歌うのか?──広報活動に隠れた組織の本質【インスタ】

「市民との距離を縮める広報」という建前の裏にある現実  SNS、とりわけInstagramを活用した消防本部の発信が全国各地で活発になっている。とりわけ目立つのは「踊る」「歌う」「おどける」といったエンタメ寄りの投稿である。制服姿でポーズを...
中部地方

仮眠中に届かなかった指令──消防組織の実態が露呈した名古屋の事故

ニュースの概要:仮眠室に指令届かず、心肺停止の男性への到着6分遅れ  2025年5月、名古屋市消防局に所属する救急隊員が、仮眠室での指令受信の「設定変更」を誤ったことで、出動命令が救急隊に届かず、結果的に現場到着が6分遅れるという事案が発生...
地域別

NHK未払い発覚消防本部一覧

未払い発生理由などはこちらの記事へ NHK受信料未払い問題にみる消防組織の体質と隠蔽体質 | 消防情報館 2025年5月9日時点未払い発覚消防本部一覧 都道府県消防本部名未払い台数備考愛知県新城市消防本部66台テレビ受信機能付きカーナビを搭...
九州沖縄地方

消防署内での窃盗事件が示す組織の深刻な問題点

1. 事件の概要 2024年10月、沖縄県うるま市の具志川消防署でノートパソコンが紛失する事件が発生しました。署内での捜索の結果、パソコンが見つからず、同年12月に消防署から警察へ被害届が提出されました。警察の捜査により、2025年5月8日...
九州沖縄地方

救急車自損事故と消防組織の責任

1. 事故の概要と背景 熊本県天草市で、救急車が自損事故を起こしました。運転していた20代の男性消防職員は、前夜に飲酒していたにもかかわらず、アルコールチェックを怠り、基準値に近いアルコール分が検出されました。この事故は、消防組織の管理体制...
消防ニュース

火災原因「電気的要因」の急増に潜むバイアスとその構造的問題

年(西暦)総出火件数電気機器による火災電灯・電話等の配線による火災配線器具による火災電気的要因の火災合計全出火件数に占める割合 (%)平成14年 (2002)63,651件800件1,511件1,000件3,311件5.20%平成15年 (...
消防ニュース

「#7119逆効果」論の欺瞞──責任転嫁する救急現場を斬る

♯7119の理念と現場の声──なぜ「逆効果」と語られるのか  救急車を呼ぶべきか迷ったときに相談できる窓口「#7119」は、本来、救急車の適正利用を促すために導入された制度だ。京都府では2020年からこのシステムの運用が始まり、「本当に必要...
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