消防ニュース

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中国地方

「俺たちは忙しい」は本当か?──山口市消防『公務中コンビニOK』報道に見る“多忙詐術”と自己演出の構造

はじめに|「公務中にコンビニ」から見える“すり替え”  「消防職員、公務中にコンビニ利用解禁」──この報道を耳にした市民の多くは、おそらく「ああ、たいへんな仕事だし、これくらい許してあげても」と感じただろう。メディアも、「健康管理の一環」「...
消防ニュース

なぜ消防職員に発達傾向の人が多くなるのか|「適応」が再生産される組織の構造的問題

「適応すること」が示すのは、能力ではなく組織の構造かもしれない  本サイトでは、これまでに以下の2本の記事を通じて「消防職員に発達傾向の人が多くなる構造」について取り上げてきた: なぜ消防職員に発達障害傾向が多くなるのか(前編) なぜ消防職...
採用試験

消防職員と消防吏員の違い

「消防吏員」は明文で定義するされていない。 消防職員=消防吏員+その他の職員という構成 消防本部および消防署に消防職員を置く(消防組織法第11条) 消防庁の資料で消防吏員を定義 消防職員とは 「消防職員」とは、地方公共団体の消防機関(消防本...
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採用試験

なぜ消防だけが異常なのか?警察・自衛隊との構造的な違いから見える組織の病理

序章:就職活動中のあなたへ──「公務員なら安泰」は本当か?  公務員という言葉には、安定、信頼、正義といったポジティブなイメージが付きまとう。警察官、自衛官、そして消防士。どれも社会のインフラを支える重要な役割だ。しかし、その中で、なぜか消...
消防ニュース

火災原因「電気的要因」の急増に潜むバイアスとその構造的問題

年(西暦)総出火件数電気機器による火災電灯・電話等の配線による火災配線器具による火災電気的要因の火災合計全出火件数に占める割合 (%)平成14年 (2002)63,651件800件1,511件1,000件3,311件5.20%平成15年 (...
消防ニュース

「#7119逆効果」論の欺瞞──責任転嫁する救急現場を斬る

♯7119の理念と現場の声──なぜ「逆効果」と語られるのか  救急車を呼ぶべきか迷ったときに相談できる窓口「#7119」は、本来、救急車の適正利用を促すために導入された制度だ。京都府では2020年からこのシステムの運用が始まり、「本当に必要...
九州沖縄地方

長崎市消防局「救急多忙」アピールは本当か?

消防局が強調する救急出動の多忙さ  長崎市消防局が報道を通じて発信した記事では、救急車の出動件数増加による「多忙さ」が強調されました。  具体的な数字として、2024年の救急出動件数は2万9058件に上り、1日あたり平均79.6件(約18分...
消防ニュース

【検証】八潮市道路陥没事故と消防組織の対応に見る構造的問題

事故の概要と初動対応の遅れ  2025年1月28日、埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故は、突如として道路が大きく崩落し、走行中だったトラックが深さ約10メートルの穴に転落した衝撃的な出来事でした。運転していた男性(74歳)は行方不明となり、...
北海道東北地方

パワハラの陰に組織の責任放棄――山形・最上広域消防本部の教訓

山形県新庄市にある最上広域事務組合消防本部で、先輩職員2名による後輩職員へのパワーハラスメントがあったと第三者委員会が認定した。このニュース(4月28日報道)にはYahoo!ニュース上で200件以上のコメントが寄せられ、世間の関心と議論の熱...
北海道東北地方

消防組織に巣食う閉鎖性と無責任体質──パワハラ問題の本質を問う

表面的なパワハラ認定では見えてこないもの 山形県新庄市など県北部8市町村を管轄する最上広域市町村圏事務組合消防本部において、消防職員1人が年配の先輩職員2人からパワーハラスメントを受けていたとする報告書が公表された。弁護士3名からなる第三者...
新着消防情報

PJ航空救難団 第一話からみる消防隊員の死ぬ覚悟について

PJ航空救難団 第一話からみる消防隊員の死ぬ覚悟について
新着消防情報

優秀な人材が去り、無能が残る:消防組織の深刻な人材流出問題

消防官 離職率 消防 昇任試験 不透明 公務員 組織の腐敗 消防署 人間関係 トラブル 優秀な人材 離職 消防 不祥事 内部事情 公務員 組織文化 組織体質 改革 現場職員 退職理由 消防 幹部 不適格
九州沖縄地方

繰り返される不祥事──消防組織の危機管理意識の欠如

飲酒運転という重大な背信行為 ​  2025年4月18日深夜、宮崎市消防局の職員が飲酒後に自家用車を運転し、物損事故を起こした。​当該職員は歓送迎会で飲酒し、家族の送迎で帰宅した後、自ら車を運転し、駐車場や店舗敷地内で事故を起こしたとされる...
消防ニュース

「安全管理意識の崩壊──機能不全に陥る消防組織」

繰り返される“想定外”の事故が意味するもの  本来であれば、消防という組織は「想定外」を許されない存在である。火災現場、救急搬送、災害対応──いずれの任務においても、二重三重の安全対策が講じられていなければならない。しかし近年、こうした「当...
新着消防情報

「女性消防士が増えない本当の理由」――組織の無能が招く構造的失敗

女性消防士増加を阻む“自己満足”の会議文化  消防組織が女性職員の増加を目指す中で、しばしば開催される「女性消防職員を集めた会議」は、その実効性に疑問が投げかけられています。​  これらの会議は、既に消防を選んだ女性職員の意見を聞く場として...
消防ニュース

懲戒処分の決定遅延が招く消防組織への深刻な不信——栃木市消防士淫行事件に見る組織の体質

消防士による不祥事と遅れた処分  2024年8月、栃木市に勤務する消防士が、18歳未満の未成年者と性的暴行・淫行を行っていたことが明るみに出た。当初、この事実は公になっておらず、2025年2月28日になってようやく本人が逮捕されたことで、市...
九州沖縄地方

「11分の遅れが命を奪った日」 ― 熊本市消防局誤指令と組織的無責任の構造

通報から始まった“ズレ”と、その代償  熊本市で発生した悲劇――119番通報を受けた消防指令センターが、誤った住所を救急隊に伝達したことにより、救急車の到着が11分遅れた。結果、90代の女性が死亡。熊本市消防局は「事実関係を調査中」としてい...
中部地方

「ICT活用で一秒でも早く」の幻想:豊橋市消防の機動日勤救急隊拡大に潜む問題

はじめに​  豊橋市消防本部が導入した「機動日勤救急隊」は、ICT(情報通信技術)を活用して救急現場への到着時間を短縮し、救命率の向上を目指す取り組みとして注目を集めています。​しかし、この取り組みには多くの問題点が潜んでおり、単純に称賛す...
消防ニュース

「安全優先」が招いた救助の空白──八潮市陥没事故における消防の存在意義を問う

日時・時刻出来事1月28日 9:50頃中央一丁目交差点で直径約5m・深さ約10mの陥没発生。2トントラックが転落。同日 午前中消防隊が救助開始。運転手と会話が可能な状態だった。同日 13:00頃運転手との会話が途絶える。同日 夕方〜夜埼玉東...
中部地方

住宅用火災警報器「全戸訪問」の愚策、税金浪費と組織の怠慢を露呈

時代錯誤の「全戸訪問」、実効性なき調査の無意味さ  愛知県瀬戸市消防本部が実施した住宅用火災警報器の設置状況を調査するための「全戸訪問」。一見、市民の安全を守るための積極的な取り組みのように見えるが、その実態は時代錯誤も甚だしい愚策と言わざ...
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