子どもを連れて消防署見学に行こう

現場の本音
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消防署見学の魅力

 小さい子ども、特に男の子って、消防車とかパトカーとか働く車大好きですよね。

 特に消防車は色として目立つ上に、車両そのものが大きいため、好きになる子が多いのでしょう。

 そんな消防車を間近に見たり、場合によっては触ったり、乗せてもらったり、そんな楽しみがあるのが消防署見学です。

 子供が楽しい消防署見学ですが、ポケットティッシュや火災予防啓発用のノベルティグッズなんかも貰えてしまうかもしれません。

 タイミングが良ければ緊急出動する消防車両が出る瞬間を見ることが出来るかもしれません。

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消防署見学手順

事前予約は原則不要

 個人(親子や祖父母と孫)で行く場合には、基本的に事前予約不要で、突然行っても全然OKでございます。ただし、集団5人以上や引率者が居るような集団の場合には事前連絡してから行った方が良いかも知れません。

駐車場

 駐車場は消防署に完備されているので、邪魔にならないところに停めてもいいでしょう。敷地の狭い消防署であったりすると、

「●●に移動をお願いします」

とか言われる場合もありますので、その際は対応してあげてください。


 消防設備業者さん用の駐車場であったりする場合もあるので、少しだけ遠慮してあげましょう。

 近所の消防署見学であれば、自転車で行くのが良いかも知れませんね。

声のかけ方

 消防士さんたちが車庫前や訓練場で作業をしている場合には、敷地の端から黙って見ているか、消防士さんの近くまで行って

「子供が消防車大好きなので、邪魔にならない所で見ていてもいいですか?」

って声をかけてください。

 消防士さんが庁舎外に出ていない場合には、敷地の端から消防車を黙って見ているか、庁舎内に一度入って

「子供が消防車大好きなので、外からちょっとだけ消防車見ててもいいですか?
 外から見るだけで、触ったり車庫に入ったりしないので!」

とか言えば大丈夫です。

 消防署の中って入りにくいイメージがある人も多くいるかと思いますが、結構消防関係者以外の出入りも多くあります。

 保育園で避難訓練をしたいからやり方を指導して欲しいって保育士さんが来ることもあるし、スーパーの店長さんが消火器の取り扱い訓練をしたいので手伝ってほしいとか言ってくることもあります。

 なので、私服のママやパパが入ってきても、なんとも思われないので安心してください。

見学の仕方

 基本的には消防車や資機材に触れずに眺めるだけです。

 しかしながら、先に記載した声のかけ方のシーンで成功すると、暇な消防士さんが付いてきてくれます。

「こっちの方がよく見えるよ」「ちょっと消防車乗ってみる?」「写真撮りましょうか?」とか声をかけてくれるかもしれません。

 そしたらどんどん甘えちゃって大丈夫です。

お勧めの時間帯

朝9時前後 ★★★★★

 この時間帯は、車両の点検や資機材の点検を実施していることが多いです。

 運がいいと、消防体操やら通常点検(人員点検)なんかを見られることもあるかもしれません。

 もっとも活動している人が多い時間帯なので、オススメです。

午後2時前後 ★★★☆☆

 午後の訓練が開始されて活動が本格的になる時間帯です。

 毎日訓練しているわけではないので、見られない可能性もありますが、車両や資機材の点検のときには見られないようなキビキビと動く消防士を見かけることが出来るかもしれません。

 時期的には新人消防士が配属されて1~2箇月くらい経った頃の訓練が派手なので、6月7月か、12月1月頃がいいと思います。

 暇な消防本部だと、訓練予定を公表している場合もあるので、気になる消防署があったら問い合わせてみるのもいいかもしれないです。

午後5時前後 ★★☆☆☆

 消防車両は日没前にライト類の点検を改めて実施しています。

 ヘッドライトと合わせて、赤色灯やサイレン鳴動の点検も行う場合があるという点においてオススメできます。

 ただし、うす暗くなる前に灯火類の点検を行う必要があるため、決して映える状況にはならないと思います。

逆に行かない方が良い時間帯

午前11時から午後1時

 法令的に正しいかどうかは別として、2時間くらい昼休憩をしている消防署は多いです。11時頃からうどんゆで始めたりしている場合もあるので、この時間帯に行くと対応してもらえない場合もあります。

 もちろん、車庫の外から見るだけなら何の問題もありません。

午後6時以降

 消防署の中にも、朝から夕方までしか働いていない、いわゆる日勤者という人がいる場合も多いです。 

 こういった消防署の場合、6時頃に日勤者が退勤していきます。

 この日勤者は多くの場合、署長や所長、副署長とかいう役職上位者であるため、この人たちの退勤を合図に、現場の消防士たちはダラダラモードに移行します。

 靴下を脱ぎサンダルに履き替える。上着を脱いでだらしない格好になるなど。

 あまり見ていて気持ちのいいものではないと思いますので、この時間帯は避けるべきでしょう。

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まとめ

 私自身の現場勤務は少なかったため、消防署で勤務した期間は短いですが、数少ない現場勤務の中でも、消防署見学に定期的に来てくれる子供はいました。

 毎朝見学していく子供や、夕方になると消防署の前に来てじっと見ている少年、定期的に写真を撮りに来る青年なんかは居ました。

 図々しい人になると「写真撮りたいので車前に出してもらっていいですか?」とか言ってくる輩もいましたね。後で調べたら消防車写真を大量にSNSに上げている人でした。

 もしかしたら消防署の中で「ニックネーム」を付けられているかもしれませんが、悪意のあるものはほぼ無いし、基本的にウェルカムな消防署が大半なので、迷ったら行ってみる!これが大切ですね。