【西宮市消防局】消防士2人が飲酒運転で民家や電柱に衝突【不祥事デパート】

地域別

 飲酒運転で物損事故を起こしたとして、兵庫県西宮市消防局は10日、北消防署の男性消防士(22)=同県尼崎市=を懲戒免職とし、同乗していた総務課付の男性消防士(22)=同県芦屋市=を停職3カ月の懲戒処分とした。総務課付の消防士は同日、依願退職した。
 同消防局によると、2人は7月1日夕方から約7時間半、神戸市東灘区の飲食店3軒で知人と飲酒。北消防署の消防士は、迎えに来た別の知人の乗用車を運転し、芦屋市大原町で2日午前1時ごろ、民家のガスメーターや電柱に衝突した。
 2人はビールとハイボール計10杯ほどに加え、マッコリ(500ミリリットル)3~5本を分け合って飲んだと説明。県警芦屋署が道交法違反の疑いで任意で捜査している。
 同消防局では昨年9月以降、酒気帯び運転による当て逃げや痴漢容疑での逮捕、同僚への暴行といった不祥事が続発。長谷川孝治総務部長は「危機的な状況。厳粛に受け止め、再発防止に取り組む」とした。

引用元:Yahoo!ニュース

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概要

 西宮市消防局は、兵庫県にある西宮市単独の消防本部です。単独消防本部なので、広域や複数市町村を管轄する消防本部ではありません。

 消防職員の定数は約500人であり、消防の広域化が進んだ現在では、中規模程度の消防本部となります。

 市町村単独で消防を運営しているという点では、運営上の上手さがあるのかなとも思いますが、規模は中規模なので、消防本部としての大きさは決して大きくないということですね。

 西宮市は人口約48万人で、地方自治体の位置付けは中核市となっており政令指定都市の下です。

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西宮市消防本部について個人的に思う

実体験から

 消防で勤務していた頃から、西宮市消防本部にはあまりいいイメージはありません。

 私は、西宮市消防本部よりも大きな消防本部で勤務していましたが、西宮市からの電話やメールの問い合わせが異常なんですよね。
 例えば、車両の整備状況や予算配分に関すること、人事管理や装備品の更新整備状況などについての問い合わせです。あまりにも問い合わせが頻繁であるうえに、面倒なものが多かったので、無視することもありましたが、催促の電話をかけてくる場合もありましたね。

 普通、問い合わせは規模が近い市町村や消防本部に対して行うものです。

 これは、規模が違う消防本部や市町村に問い合わせをしても、予算規模や人事規模が違い過ぎるため参考にならないからですね。例えば、特殊消防車両の更新計画に関する問い合わせがあったとしても、1台しかない本部と5台以上保有する消防本部では更新に対する考え方が根本的に異なるわけです。

 あまりにも頻繁に依頼文や問い合わせがくるため、頻度や量について考えてから送ってほしい旨を優しく伝えましたが逆ギレされましたね。「そんなに面倒なら調査対象から外しますがいいんですか?」とか。
 当然、「調査対象の決定権は完全にそちらにあると思うのでお任せします」とお伝えしました。その後も頻繁で意味のない調査は続きましたけど。

ちょっとした想像

 こういった状況から想像するに、この消防本部って出世欲が異常に強い人が多いんだろうなって印象を受けます。

 市民のためヒトのためっていうよりも、自分が出世して評価されるために仕事しているひとが多い印象です。

 不祥事が多くなる理由はいくつかあります。単純に職員の質が悪い場合、職員を採用する担当に能力がないため質の悪い職員が集まる場合、不祥事の公表により評価を受けようとする職員がいる場合、不祥事の公表により特定の職員の評価を下げて自身の相対評価を上げようとしている職員がいる場合などですね。

 おそらく、すべて該当しているのでしょう。

 個人的には、働くという面においてはトップクラスでおススメ出来ない消防本部ですね。

 居住するという意味においても、市民のために消火・救急・救助活動をするのではなく、その行為・行動そのものが自身の評価に繋がるかだけを考えている職員の割合が多い消防本部の場合には、適切な行動がされるとは思えませんね。
 小さな火事を消火するよりも、大きな火事を消火した方が評価が上がると考えた人がいたとすれば、適切な消火活動が円滑に行われるでしょうか?

 あまりにも不祥事が多発する消防本部ってのも考え物ですね。