【窃盗】とかち広域消防局にて【懲戒免職】

北海道東北地方

とかち広域消防局は、20歳の消防士が帯広市の体育館のロッカーからおよそ20万円の現金を盗んだことを調査で確認したとして、この消防士を27日付けで懲戒免職の処分にしました。
懲戒免職の処分を受けたのは、中札内消防署の20歳の消防士です。
この消防士はことし10月、帯広市総合体育館の男子更衣室で、ダイヤル式のロッカーの鍵を開けて金品を物色していたとして、窃盗未遂の疑いでその場で逮捕されました。
消防局によりますと今月、この消防士は不起訴処分になったということですが、消防局の調査に対し、ほかにも同様の手口で盗みを繰り返していたことを認めたということです。
消防局ではことし7月から10月にかけて、少なくとも5件、あわせておよそ20万円の現金を盗んだことが確認できたとしていて、この消防士をきょう付けで、懲戒免職の処分にしました。
とかち広域消防局は「地域住民の安全を守る消防職員が罪を犯し、信頼を大きく損なう結果となり、改めてお詫び申し上げます。信頼を1日でも早く回復できるよう、全職員が一丸となり職務を遂行してまいります」とコメントしています。

引用元:北海道ニュース

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特筆すべきことはあまりない

 日常的に発生している消防職員の不祥事であり、今回のような公務外での犯罪行為についても驚くことはありません。

 唯一気になること

 今回のケースに限った事ではありませんが、逮捕から処分までの期間が開き過ぎている気がしませんか?検察の起訴不起訴決定を待つ必要があるのでしょうか?

 公務中の不祥事であれば、起訴不起訴の決定はもちろん、被害届の提出の有無すらも待つことなく懲戒処分がなされますね。

 整合性が取れていない気がずっとしています。

 とはいえ、これは消防に限ったことではなく、公務員の懲戒処分全般にかんすることでもあります。

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消防への信頼とは

 最後に消防側からのコメントとして「地域住民の安全を守る消防職員が罪を犯し、信頼を大きく損なう結果となり、改めてお詫び申し上げます。信頼を1日でも早く回復できるよう、全職員が一丸となり職務を遂行してまいります」というものが発信されています。

 果たして消防に市民からの信頼が必要なのでしょうか?

 ここでいう信頼とは、一般的なモラルを備えている人の集団であるという意味での信頼です。

 市民が消防に対して寄せている信頼は上記のものではなく、火災現場で適切な処置をしてくれることや、救急現場で適切な処置をしてくれるという意味での信頼ではないでしょうか?

あなたの街に必要な消防士はどちらでしょうか?

1、火を消すのが下手くであり、火災発生時には必要以上に焼損面積が増えるが、モラル意識が高く、スピード違反や自転車の飲酒運転・逆走など、あらゆる違法行為をしない人
2、火を消すのが非常に上手く、最低限の焼損面積で火災防御し、要救助者を救助中に2階から落としたりすることもないが、公務外では人相が悪く、爆音の出る車やバイクを乗り回している。

 どうでしょうか?

 当然単純な話ではありません。

 この2択が正しい状況を表すことができているとも思いませんが、どう思いますか?

 もともと消防にいた人間として感じていることは、火を消すのが非常に下手くそであるうえに、犯罪行為をしたり、職員を私利私欲のために欺いたりする職員が非常に多いということです。

 いい所取りではなく、悪い所を寄せ集めたような職員が大半を占めているのが、現在の消防組織です。

 ちなみに、消火活動が下手というのは、知識や技術の伝承ができていないという意味ではありません

 知識も技術も、一部の消防職員によって書籍などにしっかりと残されています。もちろん、質の悪い書籍も多数存在していますし、完璧な書籍も存在していないといっても過言ではありません。それらを読み込むことの出来ない消防職員が多くいるという意味が一つあります。

 もう一つの原因として、新しい技術に対応することができない消防職員が大半だということです。

 化学技術は加速度的に発達しており、消火活動においても応用・活用されているものも多数ありますが、それらを使うとなれば、新しいことを覚える必要が出てくるわけです。

 消防職員は脳筋集団であり、一般の人が1日で修得できることを1箇月かけて修得したりするわけです。となれば、新しい技術なんて絶対に覚えたくないですね。職員同士で馬鹿にされたり、阿呆がバレる原因になるわけですから、数年先に採用されたというアドバンテージを死ぬまで利用したいと考えているわけです。

おわり。