救急車で出動中に居眠りをしたなどとして、みよし広域連合消防本部(徳島県東みよし町)は28日、男性職員(22)=総務課付=を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。出動中の居眠りは昨年5月以降、少なくとも32回に上るという。 消防本部によると、今年3月まで管内の東消防署(同)に所属し救急や火災に対応していた男性は出動中の居眠りに加え、無断で欠勤したり、訓練に参加しなかったりしたという。同様の居眠りなどで昨年10月と今年1月にそれぞれ訓告処分とされた他、体調不良と偽って欠勤しながらプライベートの新年会に参加したことを理由に今年3月に減給処分を受けた。
整理
まずは、今回の話題の人男性職員22歳がやったことを整理してみます。
- 出動中の居眠り32回以上
- 無断欠勤
- 訓練不参加
- 過去にも居眠りなど(訓告処分2回)
- 体調不良と偽りプライベートで新年会に参加
これら全てを複合して総合的に勘案した結果、減給処分となった。
ハインリッヒの法則
ハインリッヒの法則とは、主に労災事故等のシーンで使われる法則で、1件の重大事故の裏には、29軒の軽微な事故が隠れており、さらに300件の事故には至らないヒヤリとする事象が存在しているとするものです。
今回の不祥事も同じだと思いませんか?
1件の不祥事に隠れた数々の不祥事
今回の報道の裏を返せば、居眠りを繰り返さない程度であれば、処分されない。
無断欠勤だけであれば処分されない。
訓練不参加くらいじゃ処分されない。
体調不良と偽って新年会に行くだけでは処分されない。
つまり、今回の話題の人物の他に、軽微な不祥事をしている職員や、処分に至らない不誠実な職員が数多く存在しているといっても過言では無いのです。
消防本部の体質そのものに異常性があるのでしょう。
しかしながら、今回話題となった消防本部そのものをハインリッヒの頂点と考えれば、全国中どこの消防本部でも、公表されない軽微な不祥事をしている抱えている消防本部や、処分に至らない不誠実な消防本部が数多く存在するのです。
実際に、救急車で寝るなんて日常茶飯事でありました。
多少疲れてるということもありましたが、病院から消防署に戻る際に、患者用ベッドで寝てる先輩や、助手席で携帯ゲームやってる隊長は片手じゃ足りないくらいいましたね。
無断欠勤についても年に数回はありますね。事を大きくしないために、事後処理的に有給休暇処理したりしますが、二日酔いで出勤できなかったとか、浮気がバレて出勤できなかったとかってのが多い気がします。
逆に、浮気のため、出勤したふりをして実際には愛人と遊びに行くとかいう職員もいましたね。