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【続続学習しない消防士】神戸市消防局の落下事故最終報【つじつま合わせ】

まずは先に関連記事を読んでいただきたいと思います。

1記事目

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 この度、神戸市消防局から当該事故・事件の検証結果というものが公表されました。

 ある程度予想はしていましたが、残念な検証結果ですね。意味あったのでしょうか?少なくとも専門家への報酬や準備にかかる正規職員の人件費、会議室に関する費用などが発生しているはずです。具体的に発生しているものもあれば、潜在的に発生している費用もあります。ざっくり数百万円以上はかかっているでしょう。

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報告書の内容

 報告書の内容をざっくりと要約すると、複数の不運な偶然が重なって落下事故が起こった。救助活動に当たった人の責任はほぼない。といった感じである。

 ある程度予想通りですね。がっかりです。職員の程度の低さが垣間見えますね。

 そして、神戸市消防局が適正な救助方法として修得してきた方法そのものに問題があったため、要救助者を落下させたことは必然である。とも読み取れる記載もあります。

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当初の情報との違い

 先の記事を読んでいただいた方や、ある程度のレベルの消防職員であればわかると思いますが、火災現場において、燃焼室や燃焼建物の安全箇所ではない場所での要救助者の呼吸脈拍の確認は困難を極めます。

 触診で行う脈拍確認は、分厚い防火手袋をした状態での確認は不可能です。

 胸の挙動や呼気を皮膚で感じる方法で行う呼吸の確認も、余程の好条件が整わなければ正確な観察は不可能です。

 なにより、救助を優先する単純な火災現場においては、呼吸の有無や脈拍の有無によってその後の救助活動に大きな変化はありません。意識の有無によって変わることは多々あります。

 そのため、救助活動を開始する前に意識呼吸の確認をし、心肺停止状態であったと報道発表することの目的は別にあるはずなのです。つまり、落下による死亡ではない。落下により状況が悪くなったことはない。消防は責任がない!と早々に駄々をこねていた状態なのです。

 そして下記が報告書の一部です。

この火災で、三連はしごでベランダに進入した救助隊員が、室内で意識と呼吸がなく全身に熱傷を負った要救助者(死因:焼死)を発見した。要救助者を、三連はしごと救出ロープにより応急的に地上へ降下させる救助方法(以下、「応急はしご救助」という。)にて救出を行っていたところ、救助用ハーネスから要救助者が抜け落ち、約5m下の植え込みの芝生上に落下した。

引用元:報告書

 どうでしょう?脈拍の確認や心肺停止状態といった情報は削除されていますね。

 どう思いますか?

 脈拍の確認を実施したと書けば、そこからなし崩し的に不正が暴かれてしまうことを恐れて、必要最低限の改ざんを行ったのでしょう。

 信頼できる消防本部でしょうか?

 今後、この地域で火災による死者や負傷者が発生した場合で、その原因が消防側にあったとしても事実改ざん、書類改ざんにより揉み消されることになるのでしょう。

 もちろん、負傷による補償は火災保険や生命保険、社会保障制度によりなされることになるため、消防に過失があるか否かは問題になりません。しかしながら、それでいいのでしょうか?

 加害者が野放しになる。しかも、複数の人物が必死になり事実の改ざんに協力をして揉み消されるのです。

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消防士のモラル

 心肺停止の傷病者を搬送中の救急車内で、意識呼吸脈拍が無く、過去の経験から9割以上の確率で病院に到着直後に死亡確認が成されるような人の顔面を殴ったとしても問題にならないのでしょうか?

 死亡原因以外の負傷を死亡確認がされる前に負わせることは問題ないのでしょうか?

 業務上過失傷害になるのかは分かりませんが、上記の救急車内での暴力が許されないのであれば同様に今回の事故に関わった救助者についても責任を追及するべきだと思いますね。

 さらに、報告書のとおりマニュアルに問題があったのであれば組織全体として責任を追及されるべきだと考えます。

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消防本部について

 これだけ内部の人間に甘い消防本部であれば、採用後に不祥事を起こしたとしても隠ぺいして守ってくれるのかもしれません。そういった意味では悪い消防本部ではない?という見方もあります。

 しかしながら、隠ぺいして職員を保護した裏には、苦虫を嚙む思いで不正により被害を受けている人がいる事実を忘れてはいけませんね。

 そういった裏に目が回らない人なら幸せに退職を迎えられることでしょう。

 私はこの消防本部出身ではありませんが、元居た消防本部に似た雰囲気を感じてしまいます。

 見えないところで誰かが苦しむのであれば、それは無いものと同じ。自分が損しないことが最優先である。こんな消防士でいいのでしょうか?

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