【意外とオススメ】ほかの習い事よりオススメかも!少年消防クラブ【地域差が大きい】

地域別
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少年消防クラブの概要

 法律に基づいて設置されているものではないため、名称は地域ごとに様々なものとなっています。基本的には、市又は区ごと、消防署管轄区域ごとに設置されている場合が多いです。

 また、法令に基づいていないため、少年消防クラブそのものが存在しない場合も多々あります。例えば、川崎市にはあるが、横浜市にはありません。同じ神奈川県の政令指定都市であっても、取り扱いはことなるわけです。

 任意設置の集団であるため、呼び方についても様々です。少年消防クラブ、消防少年団、消防少年団、少年消防団、少年少女消防クラブなどなど、無駄にオリジナリティを出してくるあたりが消防っぽいですね。

基本的な活動

 任意設置であるが故に活動内容も様々であり、統一されているものではありません。

 年に5~6回の活動の場合もあれば、年20回以上の活動に加えて自治体主催のイベント参加などがある場合もあります。

 規律訓練、ロープ訓練、消火器取扱訓練、応急手当訓練、地域防災マップ作り、防火防災ポスターコンクール、大規模災害時の物資搬送訓練、救護所設営訓練、消防士体験、防災視察、自治体防災訓練での火災予防広報、出初式での整列行進などなどが多くの少年消防クラブで行われている活動です。

 そもそも消防車が好きなお子様であれば、消防車のすぐ近くで色々な体験ができるため、非常に魅力的な課外活動だと思います。

 消防が好きではないお子様であっても、消火器取扱訓練や応急手当訓練など、他のサークルやクラブチームでは体験することの出来ないような活動も多いため、飽きることなく活動できるようになっています。

対象児童について

 小学校4年生から高校生までを対象にしている自治体が多いようです。

 場所によっては小学生のみや、中学3年生までといった制限もあります。

会費について

 ほとんどの場合、消防団員か常勤の消防職員が指導や引率にあたるため、人件費は公費・税金からの負担となり、参加している子どもや保護者が負担することはありません。

 最低限の飲食代などの徴収や消耗品に関する費用を協力金として闇管理している程度です。団体によっては、一切のお金を徴収しない場合もあります。

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申込方法

 お住いの地域の消防本部の予防課というところに問い合わせると、丁寧に案内してくれると思います。

 予防課が無い場合には、代表番号や総務課に連絡して、少年消防クラブについてお伺いしたいって伝えれば大丈夫です。

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内部の人間だから知っている裏事情

少年消防クラブの設置目的が非常に曖昧

 少年少女のうちから防火や防災に関する知識や技術を身につけてもらう!ってのを目的として掲げている自治体が多いようですが、まぁ、変ですよね。

 この活動をやったところで、火災予防や減災に結び付くかは甚だ疑問です。この業務にかかる時間やお金をもっと別の部分に使えば、直接的で確定的な効果を生み出すことも可能です。

 風吹けば桶屋が儲かる的な理論の活動ですね。

保護者の気持ち

 子どもや保護者が消防に興味があって加入している場合もありますが、単純に社会勉強のために加入している人も多くいます。ボーイスカウトやガールスカウトの代わりみたいな意識で加入ですね。

 加入している消防クラブによっては、保護者の参加や引率などの負担も多少ある場合もあります。そういった活動を煩わしく思う方もいると思うので、加入前によく確認しておいた方が良いでしょう。