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公務員のなかでも消防が最もオススメな理由

地方公務員としての消防士の中には、消防、救急、救助、事務とありますが、もっともオススメなのが消防です。

あくまでも消防という職業に憧れをもっている人ではなく、ある種打算的に戦略的に消防という職業を選択する人に向けた記事となります。

救急隊は他に比べて忙しいことと、時代とともに救急医療の末端として取り扱われることが多くなっており、担当する業務も専門的で責任の重い仕事が多いです。救急医療の側面から人命救助に携わる手段は消防の救急隊以外にもあるので、そちらを検討してみてもいいかもしれません。

救助隊は、悪名高い「消防救助技術大会」に駆り出される可能性が高いです。消防救助技術大会は、実際の現場では役立たないような訓練を数か月にわたってやらされた挙句に、他の消防本部とその成果を競うというものです。これに関しては別の記事でまとることとしますが、多くの場合勤務時間外に無賃金で準備をすることを強いられるため、休みが大幅に減ります。新人のうちは月に1~2日程度しか休みがなくなる場合もあるため、救助隊志望は避けるべきです。

事務については、下記に挙げたメリットのうち休みが多いという点が減ってしまいます。それ以外は悪くないと思います。

消防のオススメ順

メリット

  • 給料が他の公務員より多い
  • 休みが多い
  • 仕事が少ないため勤務中も自由
  • 他の公務員より感謝されることが多い

デメリット

  • パワハラやセクハラが多い
  • 絶対的な縦社会
  • 出世するには〇〇が必要

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メリットについて

給料が他の公務員より多い

公務員の給料や各種手当については、条例で規定されていますが、多くの場合において一般の事務職員と消防士は別の規定がされており、消防士の方が給料等が高く設定されています。

月額で比較すると、一般の地方公務員より5000円から15,000円程度高く設定されていることが多いです。

年間では6万円から18万円程度多くなる計算です。

あくまでも同じ自治体の事務職員と比較した場合なので、絶対的に高いという話ではなく、比較的高いという話です。

月給以外に支払われる災害対応手当や宿直に関連する手当なども消防士にのみ支払われる手当で、給料が他の公務員より高くなる要素となります。

休みが多い

話を単純化するために、1か月を4週間、28日であると仮定しましょう。

一般の公務員は完全週休2日であるため、5日✖4週間で20日の出勤となります。20回の出勤と退勤をすることとなります。残りの8日間は土日で完全に休みとなります。

それに対して消防士は、2交替制と3交替制で若干の違いはありますが、1回あたり24時間の勤務を4週間で10回すればいいんです。

28日のうち、10日間は朝から出勤してそのまま消防署に泊まり、10日間はその泊りの翌日で朝8時半ころに消防署から退勤します。残りの8日間は完全な休みとなります。

整理すると、28日のうち8日間は完全に休みで別の10日間は朝8時半には仕事から解放されるためほぼ休みです。

「夜勤明けの10日間は眠いのでは?」と思うかもしれませんが、夜間に災害が無ければ6~8時間程度は寝られるため、十分に活動することができます。

仕事が少ないため勤務中も自由

消防士の基本的な業務は火災や救急救助などの災害現場であるため、それ以外の業務が過剰になり災害対応が疎かになってしまっては、存在価値を失ってしまいます。

そのため、災害現場での対応以外の業務は十分に制限されており、災害が多発しない限りはそれほど忙しくありません。

災害に備える訓練も適度にやりますが、過度な準備は疲労に繋がってしまうため、あまり推奨されていません。そういった過度な負荷のかかる訓練は消防学校などの教育機関で行われます。

最近ではコンプライアンスの意識も高くなってきたため、少なくなりましたが、株をやっていたり車の雑誌をずっと見ているような人もいるようです。

他の公務員よりも感謝されることが多い

世に数多ある仕事のうち、人に感謝されるような仕事の多くは歴史の中で民営化していきました。しかしながら、消防や自衛隊のような活躍の頻度が著しく低いような業務はいまだに公務として残っており、消火活動や救急救助活動は結果として感謝されることが多いです。

他の地方公務員の業務について見てみると、課税業務、健康保険料徴収業務、生活保護の認定業務などは、感謝されることよりも苦情を受け付けることの方が多いですよね。市役所に行くと、窓口でずっと怒鳴っている御老人を見かけることは珍しいことではない気がします。

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デメリットについて

パワハラやセクハラが多い

閉鎖的な組織であるが故に、パワハラやセクハラは少なくないようです。

事実として多くの職員が、パワハラやセクハラを理由として懲戒処分をうけており、各種メディアに報道されています。

これらは氷山の一角、数千件あったパワハラのうちの1件がたまたま露出しただけです。

これから受験する学生等にイメージしやすい例えをするならば、学校や部活でイジメがあったとして、それらが報道されることはありませんよね。

でも、世の中には学校内でのイジメがニュースとして報道されることもありますよね。これが氷山の一角であり、あなたの学校で起こったイジメは埋もれているんです。当事者やその場に居合わせた人からしたら大きな出来事ですが、世の中からしたら、何もなかったことと同じなんです。

このように、消防の中にはパワハラ、セクハラ、ストーカー、窃盗、盗撮など多数あります。

どう避けるかが重要です。被害者や加害者にならないように上手く立ち振る舞えればいいのです。

絶対的な縦社会

今の世に合わない絶対的な縦社会です。基本的に入職した順番に偉くなります。

これは階級に限ったことではなく、同じ階級であっても、一年先輩は神様です!と言わんばかりの態度をしてくる先輩は多数います。

そういった人の論理性はゼロなので、当然現場でも役に立たない人が多いです。

論理性も無ければ知恵も無いため、適当にあしらっておく技術があれば、平穏に働けると思います。

出世するには〇〇が必要

絶対的な縦社会にも徐々にメスが入り、人事評価というシステムや昇任試験により、能力に応じた出世が叶うようになってきました。

なんてことはありません。

消防の人たちはしっかりとこの制度を悪用していますから。

人事担当者や一部の幹部職員からしたら、人事評価、昇任試験のシステムにより、より選択的に昇任昇格させることができるようになってしまったのです。

自分たちにとって都合のいい職員だけを昇任させ、都合の悪いような職員は昇任させないことが出来るようになってしまっています。

一律で年齢により昇任していた方が組織の健全性は圧倒的に高いのですが、総務省や消防庁も、地方の消防職員がここまで頭も性格も悪いことが想像できていなかったのでしょう。

事実として、消防に入って偉くなりたい、出世したいのであれば、こういった悪徳な消防職員の片棒を担ぐ必要があります。

単純な連中なので、担げばすぐに気持ちよくなってくれるので、簡単に偉くなれると思います。

入職後にどうしたいかは個人によると思いますので、自分に合った立ち振る舞いをすれば簡単に立ち位置を調整することができます。

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まとめ

デメリットに目が行きがちですが、立ち振る舞いで回避可能なものも多いと思います。パワハラやセクハラの多い異常な社会ではありますが、それらの対処法についても紹介しています。

総合的に考えると、むしろメリットが目立ちます。

年収1000万円以上を目指していない、世の中の役に立つような仕事に興味はないと考えている人にはお勧めの仕事です。

簡単な仕事で休みも多い。そのうえ一般の地方公務員より給料が多い。

消防士は憧れでなる時代から、打算的、戦略的に職業として選択する時代に変わりつつあります。

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