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【評価方法】面接試験では差が付けられない理由【筆記試験】

 当サイトでは、繰り返し面接試験では差が付けられないので、面接試験の対策をする時間があったら筆記試験・論文試験の対策に時間を割きなさい!と記載しています。

 なかなか伝わりにくい内容なので、具体例を示しながら、面接試験では差が付かない理由を示していきます。

 実務経験者だからこそ分かる、貴重な情報です。

 それでは早速行ってみましょう。

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評価方法の比較

まずは分かりやすいように、筆記試験と面接試験の評価方法について見てみましょう。

論点がズレたり、複雑にならないように、筆記試験は問題数50問で1問2点とし、合計100点とします。

面接試験は問題があるわけではなく、【面接態度】【志望動機】【自己PR】などの各項目について、5段階評価をつけていくものが一般的です。

ここでは、評価項目10項目、各項目を5段階評価で合計50段階の評価となり、評価を倍にして100点を満点とします。

筆記試験は各問題に対して、0点か2点の評価がつき、1点という評価はありません。

これに対して、面接試験は各項目に対して、0~5点の評価が付きます。

注目したいのは公務員の世界で行われている人事評価です。

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公務員の世界の評価制度

注目したいのは公務員の世界で行われている人事評価です。

ここでは仮に6段階の評価がされている仮想の消防本部をイメージしてみましょう。A~Fまでの6段階評価です。

この消防本部には600人の消防士が勤務していたとき、A~Fまで均等に100にんずつになるでしょうか?

答えはノーです。中間やや上に評価が大きく偏ります。

こんな感じです。

A評価は著しく優れた能力と業績を発揮した人であり、多くの場合は全国等の大きなばで表彰された人がこの評価となります。

逆にEやF評価の人は、職員としての適格性を欠くレベルであり、欠勤や遅刻が多い、書類の提出期限を守らない、地域住民とのトラブルがあった、酒酔い状態で出勤してくる、スピード違反で免許停止になったなどの人が該当します。

その結果、多くの職員はC評価となり、他の職員より優れているものはB評価に格上げとなり、逆に簡単なミスや覚えが悪いなどの状態の職員がD評価となるのです。

これはトラブルを避けたいとい公務員独特の感性と、評価制度自体の未熟さから発生する偏りの状況となります。

こういった評価制度に慣れ親しんだ公務員が面接試験で採点するときにどうなるのか考えてみましょう。

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面接での評価基準

各項目0点から5点で採点される状況を、具体的に言語化して表現してみましょう。

このような評価基準となります。

さらに具体化して考えてみましょう。ここでは面接態度の評価について考えてみましょう。

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面接試験の点数の偏り

どうでしょうか?例えば、評価1、評価0に該当する受験生がいるのでしょうか?

そもそも、そんな人は受けに来ないので、評価0と1は無いも同然です。

また評価5についても同じです。10分~30分程度の短い時間の面接において、他の模範となるべきとまで認められる受験生がいるでしょうか?コネ採用でもない限り不可能ですよね。

つまり事実上評価2,3,4の三段階評価になってしまうんです。

そして事実上3段階評価となった今、評価3か評価4に偏るのは当然の如く分かりますよね。

評価項目が10項目なので、最大で評価点10点、点数に直しても20点の差しかつかないんです。理論値の最大がこの点差なので、実際の点差はもっと小さくなります。10店程度の点差にしかならないでしょう。

つまり、この評価制度でしか面接試験の採点が出来ず、必要である適切な評価を下すことのできない消防士が面接官をやっている以上、面接の点数が10項目×評価3~4点=約70点に集中することとなります。

 どんなに頑張っても、評価3が評価4になるだけです。それにより他の受験生との差は生まれません。

 面接試験対策に時間を割くくらいなら、筆記試験対策に時間を割きましょう。

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